2028年、日本の国際教育に新たな歴史が刻まれます。 去る吉日、NLCS神戸は、瀬戸内海を見下ろす豊かな大自然の中で「六甲山キャンパス」の起工式を執り行いました。ここは2028年から、私たちのシニアスクール(中高生)とボーディング(寮生)コミュニティの拠点となる場所です。霧が美しく立ち込める六甲山の清々しい空気の中、国内外から多くのゲストが集まり、未来への一歩を祝いました。

日本の伝統と、英国の歴史が交差した特別な1日

 今回の起工式は、NLCS神戸のアイデンティティそのものを象徴するような、国際色豊かなセレモニーとなりました。

 会場には、神戸市の久元喜造市長をはじめ、在大阪英国総領事のマイケル・ブライス氏、駐日イタリア大使のマリオ・アンドレア・バッターニ氏といった多くの来賓が参列。神聖な雰囲気のなかで行われた日本の伝統的な安全祈願の神事(地鎮祭)に続き、英国スタイルのクワ入れ(Groundbreaking)が行われました。日本、英国、そしてイタリアの異なる文化と教育への情熱が六甲山で交差し、まさに「世界に開かれた学校」にふさわしい、温まくも厳かなスタートを切る瞬間となりました。

建築家ミケーレ・デ・ルッキが「初めて」手掛ける学校への想い

 今回のプロジェクトで世界中から注目を集めているのが、キャンパスのデザインです。設計を担当するのは、世界的なイタリア人建築家、ミケーレ・デ・ルッキ氏(AMDL CIRCLE創設者)

 エルメスやドイツ銀行といった名だたるグローバルブランドや文化施設を手掛けてきた彼ですが、意外にも「学校」をデザインするのは人生で初めてのこと。

「教育の場とは、ただ知識を学ぶ場所ではありません。子どもたちの好奇心や創造性を刺激し、心に平穏を与え、『ここにいていいんだ』という帰属意識を育む場所であるべきです」

 そう語るデ・ルッキ氏が掲げたコンセプトは、「森と共生する学校」。瀬戸内海国立公園の美しい生態系や水路をそのまま活かし、校舎の中にいても常に自然の息吹を感じられる、これまでにない空間が誕生します。

なぜ「六甲山」なのか? ウェルビーイングを軸にした最先端の施設

 「机に向かうだけが勉強ではない」—それがNLCSの哲学です。 Grade 6以上の生徒たちが集う六甲山キャンパスには、単なる教室だけでなく、五感を刺激する以下のような施設が計画されています。

  • 大自然に溶け込む校舎と教室: 窓の外に広がる豊かな緑が、深い集中とリラックスをもたらします。
  • 第二の我が家となるボーディングハウス(寮): 世界中から集まる仲間と、一生モノの絆を育む場所。
  • 本格的な舞台芸術(パフォーミングアーツ)&スポーツ施設: 感性と身体を限界なく伸ばせる環境。

NLCSインターナショナル 総責任者 ダニエル・ルイス: 「六甲山は、世界的に見ても驚くほどユニークな教育環境です。自然に囲まれたこの場所だからこそ、学業の卓越性と、子どもたちの『心の健康(ウェルビーイング)』を最高の形で両立させることができます」

六甲アイランドから、さらに広がる未来へ

 2025年9月、六甲アイランドのアジア・ワン・センターで産声を上げたNLCS神戸(現在はGrade 1〜6が在籍。今後順次学年を拡大予定)。

 創設校長のマシュー・ウィリアムズは、今回の起工式を経て、これからの展望を力強く語りました。 「この六甲山キャンパスは、1850年から続く英国NLCSの伝統的な学術水準と、私たちが大切にしている日本文化への敬意、 tenderグローバル市民としての視点を融合させた、日本の国際教育の新たなベンチマークになります」

 2028年の開校に向けて、いよいよ動き出した六甲山プロジェクト。山と海に囲まれたこの特別な場所で、子どもたちがどんな未来を描いていくのか、今から楽しみでなりません。