
新しい学期の始まりにおいて、お子様の担任教員と顔を合わせることは大変重要です。しかしそれ以上に、子どもたちが何を学び、どのように挑戦しサポートを受けるのか、そしてご家庭がその学びにどのように関わっていけるのかを理解することが大切です。
8月27日(木)、NLCS Kobeにて「ミート・ザ・ティーチャー・イブニング」が開催され、多くのご家庭にご参加いただきました。ジュニアスクールおよびシニアスクールの全般にわたり、保護者の皆様にはこれから始まる1年間のカリキュラムや指導方針、学習体験についての理解を深めていただくとともに、日々子どもたちを指導する教員と直接対話していただく機会となりました。

教員との出会いを超えて
この日のプログラムは、NLCS Kobeの教育の核となる理念についての共有から始まりました。高い志を掲げる学術的・カリキュラム的アプローチ、一人ひとりに寄り添う支援、そして道徳観と責任感を備えたグローバル市民の育成です。
その中心にあるのが、「日本人の心をもち合わせたインターナショナルスクール(an international school with a Japanese heart)」を目指すという本校の目標です。国際的な視野と学術的な志の高さに、日本の言語や文化を大切にする真摯な姿勢を融合させています。
保護者の皆様は、学校全体の大まかな方針から、それが実際の教室でどのように展開されるのかを具体的にご覧いただきました。

ジュニアスクールにおける学び
ジュニアスクールのセッションでは、保護者の皆様が各学年の担任教員と対面し、NLCS Kobeが国際バカロレア(IB)初等教育プログラム(PYP)の認定に向けて取り組む中で、学びがどのように形作られているかを体感されました。
カリキュラムは、英語(English)、フォニックスと読解力(Phonics and Comprehension)、数学(Mathematics)、理科(Science)、社会(Social Studies)、PSHE(個人・社会・情緒の教育)を中心に、日本語と日本文化、体育、音楽、美術の専科指導、そして必要に応じたEAL(英語追加指導)サポートを組み合わせて構成されています。
しかし、このイブニングは単に科目リストを確認するためだけの時間ではありません。
単元を超えた探究や幅広い問いを通じて、確かな学力向上や子どもたちの倫理的・道徳的な成長を促しながら、さまざまな学習領域がどのように結びついているかを実感していただきました。
各学年の教員からは、1年間で予定されている具体的な学び計画が紹介されました。
例えばGrade 2では、「定住と地域の物語(Settlements and stories of place)」を探究する単位(Unit of Inquiry)において、文学と社会、理科、数学、PSHEを関連づけて学んでいきます。Grade 4では、エネルギー、人間が学ぶ仕組み、舞台芸術を通じた創造的表現、紛争、経済システムに関する探究学習が予定されています。
これにより保護者の皆様は、お子様が何を学ぶかだけでなく、年間を通じて理解が深まるにつれて、概念や学問領域がどのように結びついていくかを詳しく確認することができました。

シニアスクールで深める学び
Grade 6およびGrade 7のご家庭に向けたシニアスクールのセッションでは、NLCS Kobeが国際バカロレア(IB)中等教育プログラム(MYP)の認定に向けて取り組む中での学びについて、より深く掘り下げた説明が行われました。
今年度指導される英語、日本語、個人と社会(Individuals and Societies)、芸術(Arts)、デザイン(Design)、数学、理科、保健体育(Physical and Health Education)といった幅広い教科群についての解説が行われました。また、学期の最初の時期に展開される学習内容として、英語での『動物農場』や個人アイデンティティの探究から、日本の歴史、地理、数学、理科に至るまで、多様なトピックが紹介されました。
対話は教科の内容にとどまらず、さらに深い教育方針へと及びました。
シニアスクールにおける教授法や学習のねらいについて、子どもたちが自ら論理的に考え、つながりを見出し、自分の考えを伝え、主体的な学習者へと成長していくことを目指す取り組みが紹介されました。
例えば数学では、単に問題を早く解くことや暗記することよりも、深い理解、思考の柔軟性、そして論理的思考力を重視しています。生徒たちは多様なアプローチを試し、自分の数学的な考え方を説明し、間違いをも学習プロセスの一部として捉えるよう促されます。
シニアスクールを進むにつれ、保護者の皆様は「Toddle」を通じて授業の様子をより詳しく把握できるようになります。Toddleではカリキュラム情報や学習リソース、単元計画が共有され、教室で何が行われているかを把握し、ご家庭での学習サポートに役立てていただけます。

家庭と学校を結ぶ学びの拡張
このイブニングにおける最も重要なテーマの一つは、ご家庭が学びにおいてどのような役割を果たせるかについての対話でした。
ジュニアスクールでは、教員から宿題や読書指導、子どもたちの自立心を育むための実践的なアドバイスが共有されました。課題が難しく感じられる場面でも、保護者の方が代わりに解いてしまうのではなく、お子様が自力で乗り越えられるよう見守ること、そして読書や学びに関する会話をご家庭の日々の生活に取り入れることが推奨されました。
こうした対話には、「教育は孤立して行われるものではない」という重要な原則が表れています。
お子様が何のために何を学んでいるのかをご家庭で理解していただくことで、学校で育まれた好奇心や内省、思考力が、そのまま家庭での対話へと繋がっていくのです。

ともにスタートする新しい1年
保護者向け説明会(Meet the Teacher Evening)は、単なる顔合わせ以上の意義をもつ機会となりました。
保護者の皆様にとっては、これから始まる1年間の学びに一歩踏み込み、その背景にある指導理念を理解し、質問をし、日々子どもたちを導く教員との繋がりを確かなものにする時間となりました。
NLCS Kobeの開校2年目がスタートする中、生徒、教員、そしてご家庭の間で交わされるこうした対話は、私たちのコミュニティがともに学び、成長していくための大切な礎であり続けます。
NLCS Kobeでの学びの詳細や、実際の校風をご体感いただけるよう、今後のオープンモーニンク(学校説明会)にぜひご参加ください。
IB候補校に関する免責事項
North London Collegiate School Kobe は、PYP(初等教育プログラム)および MYP(中等教育プログラム)の候補校*です。本校は IB ワールドスクール(IB認定校)としての認定を目指しています。IB ワールドスクールは、生徒にとって重要であると私たちが信じる、高品質で挑戦的な国際教育への情熱という共通の理念を共有しています。
*国際バカロレア機構(IBO)から認定を受けた学校のみが、4つのプログラム(PYP、MYP、DP、CP)を提供することができます。候補校であることは、認定が保証されるものではありません。
NLCS Kobe での学びの詳細や、実際の校風をご体感いただけるよう、今後のイベントにぜひご参加ください。
